パイプライン

ブログ

2024.08.08水道の蛇口からの赤水・赤サビの原因は

赤水や赤サビは、蛇口へ水を供給する給水管の内部にサビが発生して起こる現象です。給水管に鉄を含む配管材が用いられている場合、長い年月をかけながら酸素と反応して鉄が酸化し、内壁に酸化鉄=サビができます。鉄は、空気中の酸素だけではなく水中の酸素とも反応してサビを作るのです。

配管内にできるサビは赤サビで、これが水に溶けて蛇口から出てくるため水が赤く濁って見えます。これを赤水と言います。

一般的な黒いサビと比較してとてももろく、水に溶けやすいという性質があるため、サビが発生した配管からはサビも一緒に出てきてしまいます。

はじめのうちは気づかないかもしれませんが、サビがひどくなってくるにつれ水が濁り、味や臭いも気になるようになります。また、サビが進むとサビコブが配管の内径をふさいで水の出が悪くなったり、サビが水とともに流れていくため、配管材の壁が少しずつ薄くなり、やがて穴が開いて漏水します。

水道管の中は供給用の水で満たされているため、サビができやすい環境が整っています。そのため、鉄が用いられた配管材はどうしてもサビができてしまいます。また、水道水の消毒に用いられるカルキは鉄の酸化を促す性質があり、カルキも給水管のサビに大きく影響しています。

 

給水管の赤水・赤サビを防ぐのが、給水管ライニング工法です。まずはお気軽に弊社までお問い合わせください。